Gメッセ 八ッ場ダム 大型開発が県財政を圧迫 福祉医療の後退許さない
酒井県議 決算認定に反対討論 日本共産党の酒井宏明群馬県議は、29 日の本会議で2019 年度決算に反対の討論を行いました。 酒井氏は、災害対応など評価すべき点はあるとしつつ、最終年度を迎えた八ッ場ダムやコンベンション施設「Gメッセ群馬」建設などで、県債残高が前年度比292億円増加するなど、大型開発が県財政を圧迫したと指摘し、決算認定に反対しました。 重度心身障がい者の入院時食事療養費の一部有料化や、23 年から医療費本体の無料化に所得制限を課すことは福祉医療の後退だと批判して撤回を要求しました。公立公的病院の再編統合計画の撤回を国に求めるよう主張しました。 8万人の署名が寄せられ、26 市町村がなんらかの補助を行っている学校給食費の無料化に、県も踏み切るべきだと指摘。 有害スラグ(金属精錬時の残留物)を不法投棄した東邦亜鉛株式会社の行政処分に手心を加えたことは重大だと指摘し、厳正な処分と、スラグの完全撤去を会社に命じるよう主張しました。