日本共産党の酒井宏明群馬県議は7日の健康福祉常任委員会で、DVや貧困などで悩む女性向けの相談支援事業「ぐんま・ほほえみネット」について質問。昨年9月から始まった同事業の相談件数は、今年3月までに累計799件、うちDV関連が 62 件あることがわかりました。
酒井氏は、委託団体からの声を紹介しながら、「氷山の一角で実態はもっと多い。自己責任と思い込み相談しない人も多い。受け身でなく、関係各機関との連携やアウトリーチに取り組む必要がある」と指摘しました。担当者は「今年度から居場所や仲間づくりワークショップなど、孤立解消事業にも取り組む。相談員などの育成にも力を入れたい」と答えました。
酒井氏はまた、大手企業をかたった詐欺メールなどのサイバー犯罪が急増している問題について質問。ますます巧妙化・悪質化する手口に対し、機敏な情報発信と啓発活動、相談体制の強化が求められていると指摘しました。