酒井宏明群馬県議は、1日の本会議で2020 年度決算認定に反対討論を行いました。
酒井氏はコロナ対策について、医療従事者や関係者の労をねぎらいつつ、いつでも無料で何度でもPCR検査
をという県民の要望は聞き入れられず、全体として国の制度の枠組を出ないもので、国の失政から県民の命とく
らしを守る姿勢に乏しかったと指摘しました。
県有施設の見直しについて酒井氏は、県民会館の大規模改修を行わず、しかも大ホールしか使わせないで、そ
の管理を前橋市に丸投げすることに対しては、県の責任を放棄するものだとの批判。施設のあり方について、県民・利用者の意見をもっと丁寧に聞く必要があったとして、指定管理者制度やPFI、コンセッション方式の導入など、安易な民間委託に走らないよう強く求めました。
パラテニスコート廃止は障害者スポーツ振興に逆行するものだと批判しました。
教育について、35 人学級に踏み切ったことを評価しつつ、教員数を増やして一人ひとりにきめ細かい指導ができる体制を整えること、また、28 市町村に広がっている校給食費の無料化に県として踏み切るべきだと強調しました。
酒井氏は、大型道路整備の工期延長や予算圧縮は評価しつつ、過大な水需要予測がダム建設推進の口実となっていると指摘し、科学的な需要予測をおこなうよう求めました。