高齢者施設への社会的PCR 検査 県は未だに踏み出さず 伊藤県議 厚生文化常任委

 感染症の専門家などから必要性が指摘されている高齢者施設への社会的なPCR検
査について、群馬県は未だに踏み出す気配がありません。4日の厚生文化常任委員会
で伊藤祐司県議は、あらためて実施を求めました。
 この日の委員会に配布されたコロナ感染症関係の資料では、「新規感染者の状況
(2/24 ~ 3/2 126 人)」の推定感染経路が、家庭44%、不明23%、福祉施設17%、友
人知人6% などとなっています。また「県内の発生状況(主な傾向)」として「1月
~2月は、幅広い世代で感染が確認され、高齢者福祉施設などでクラスターが多発し、
感染経路不明のケースが減少傾向」とも記しています。
 伊藤県議は、「県の資料が示しているのは、感染すれば重症化する確率が高い高齢
者施設への社会的なPCR検査の重要性だ。先の一般質問で共産党の酒井県議の提起
に、知事は検討を約束した。どんな状況か」と質問しました。
 しかし当局は、先行実施している世田谷区でも、検査できたのは全施設の2割程度
であることに触れて「全施設の検査というのはなかなか難しい」とし、陽性者が出た
施設での検査をすすめている現状を継続することを答弁。
 伊藤県議は、「世田谷の区長自身が、先日の国会で参考人として発言し、施設への
社会的検査で無症状の感染者15人を見つけ出したこと。これをしなかったら大きな
クラスターとなっていたことを述べている。検査の費用負担を全額国費とする事と合
わせて、実施を検討すべき」と求めました。