有害スラグ事件/県も「不起訴は意外」

活動報告

 13日の群馬県議会環境森林常任委員会で、伊藤祐司県議は、県が告発した大同特殊鋼の有害スラグ事件で、前橋地方検察庁が「廃棄物性に疑義がある」という理由で不起訴にした問題について、県の姿勢をただしました。

 伊藤氏は、スラグをリサイクル品として活用するにあたって群馬県以上に厳しく基準を決めている県では、「この事件の群馬のスラグの廃棄物性が〝疑わしい〟と言うようでは、環境行政の根底が脅かされる」という声をもらしていることを紹介しながら、県として、不起訴が不服であるという県の姿勢を示す上でも検察審査会に申し立てするべきだと要求。 
 岩瀬春男廃棄物・リサイクル課長は「十分な調査にもとづいて告発を行ったものであり、不起訴処分については意外である」と述べるとともに、申し立てについては「慎重に検討している」と答弁しました。

 一方、いまだに環境中に放置された有害スラグについては、判明している337カ所のうち、撤去処分となったのは24カ所のみで、206カ所がアスファルトなどでの被覆、52カ所が立ち入り禁止、55カ所有害物質が基準値以下だったとして露出したまま放置されていることが明らかになりました。

 伊藤氏は「有害廃棄物の公共工事への利用を容認してきた国交省、県土整備部、渋川市の3者が、スラグ撤去についての方針を決めるというのは県民は納得しない」と述べ、県の環境部局として判断し、指示するべきだと強調しました。